後悔回避性とは?

後悔回避性とは、後悔を嫌い、「後悔しそうなことを避ける」ということだ。

 

たいていの人間は、後悔したくない。

 

そのため、後々後悔しないような行動を採ろうとする。

 

簡単に言うと

  • 失敗しそうなことには手を出さない
  • 成功しそうなことだけやる

…というのが、後悔回避性だと言うことらしい。

 

成功確率が高そうなことだけやるのであれば、結構満足できるような気もするけれど、どうもそういうわけでもないらしい。

 

というのも成功と失敗は紙一重だったりするからだ。

 

さて、後悔には、大きく分けて2種類の後悔がある。

 

それは「行動して失敗してする後悔」と「行動しなかったことでする後悔」だ。

 

「あのとき、あんな事をしなければ良かった」というのが前者で、「あのとき、決断しておけば良かった」というのが後者になる。

 

この2種類の後悔のうち、心身に堪えるのはどちらかという実験がある。

 

後悔に関する実験の例

今、株価が1万円の株Aを、最小単位の100株ほど持っているとする。

 

そこで別の企業の株Bが気になって、手持ちの株を売って乗り換えようとしたとき、どちらのパターンの方が後悔するか?

  • (A)別の企業の株Bに乗り換えたら株価は上がらず、株Aの株価の方が大きく値上がりした。
  • (B)株Aをそのまま持ち続けたら株価は上がらず、株Bの株価が大きく上がった

選択肢(A)は行動してする後悔、選択肢(B)は行動せずにする後悔だね。



行動してする後悔は堪える。が。

株式投資で、気になる銘柄Bを見つけた。

 

ただ投資余力がないので、手持ちの保有株Aを全部売らないと、株Bを手に入れることができない。

 

このとき、二つの選択肢がある。

  • 保有株Aをそのまま持ち続けて、気になる株Bを買うのはあきらめる。
  • 保有株Aを売却して、気になる株Bを買ってみる。

前者は「行動しない」で、後者は「とりあえず行動してみる」ということだ。

 

そして結果は2通りとも良くなかったとする。

 

つまり、

  • 買おうと考えて買わなかった株Bの株価はドンドン上がり、保有株Aの株価は下がる。
  • 買おうと考えて手に入れた株Bの株価は下がり、売ってしまった株Aの株価が上がる。

と言う風な結果だ。

 

このとき、どちらが後悔するかは、その人のリスク許容度や価値観による。

 

この設問に対して、大きく後悔しそうなのは、持っていた株が騰がった場合だという。

 

確かに、持っていた株を売ったあとから株価が急騰して、歯ぎしりするようなことはよくあるからね。

 

また、株の売買回数と、株の利益の相関関係を調べたデータでは、売買回数が多い人は、あまり儲かっていないという話もあるし。

 

でも、株を保有し続ければ、必ず儲かると言うわけでもないし、儲けを出すにはどこかで利益確定のために売らねばならない。

 

行動できない人は、株価が上がっても、利益確定できないから、実は儲からない。

 

また、だんだんこういうことに慣れてくると、行動しないで成功するなんて事は、滅多にないことだと分かってくる。

 

行動した結果が良かったり悪かったりするからこそ、行動がだんだん洗練されてくるわけで、行動しないで失敗するよりも、行動して失敗する方が良いと考えるようになってくる。

 

歳をとるにつれて、色んな事をやってみるべきだったと後悔するようになるのだ。


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